◆こんな写真集を作ろうとしています


 1. 乳ガン告知を受けた女性や
乳ガン手術経験者が
最も必要とする情報を
適切に提供します

日本ではいま、女性の20人に1人が“乳ガン”を発症しています。
しかし健康な女性の大半は、「乳ガンなんて自分には無縁のこと」と考えており、いざ健診で乳ガンと診断され、手術が必要だと告げられたときには大きな精神的ダメージを受けることになります。

女性にとって大切な乳房をなくしてしまうかもしれないという絶望感や喪失感、なぜ私だけが…という孤独感におそわれる一方で、患者さんたちは限られた時間の中で病院や手術方法などに関する情報を収集し、手術に向かっていかねばなりません。

早期発見であれば、いまや乳ガンは完治が期待できる病気です。だからこそ、摘出手術が必要と告げられた女性たちにとって必要なのは、それによって自分の胸の形はどうなるのかについての具体的な情報です。ネット上にはさまざまな情報があふれ、関連書物も数多く出版されています。しかし情報が多すぎて、いままさに乳ガンを告知された人々が本当に知りたい情報にたどり着くことは、きわめて困難なのが現実です。


 2.“乳房再建手術”で美しい胸を
 取り戻した女性たちを魅力的に
 撮った写真集です

「“再建手術”を受けることで美しい胸を取り戻すことができる」――。
本写真集がテーマとする“乳房再建手術”は、乳ガン摘出手術で胸を失おうとしている患者さんたち、あるいは過去に受けた手術で胸部の形が大きく変わってしまった女性たちが、生きる希望と活力を取り戻すためにもきわめて重要なものです。しかしこの手術自体がまだあまり知られておらず、これに関する書籍はほとんど見あたらないのが実情です。

本写真集企画は、乳ガンによる乳房再建手術を受けた女性たち自身がモデルとなり、再建手術で綺麗な胸を取り戻せること、そしてそれによって明るくいきいきと、女性としての魅力いっぱいに生きている姿をありのままに見せていこうというものです。

同じ病気を乗り越えた大勢の素敵な仲間がいると知らせることで、孤独や絶望の淵にある人たちを勇気づけ、乳ガンと共に生きていく前向きな意志と希望をもってもらうこと。同時に、現在は健常である女性たちに対しても、“乳房再建手術”の存在を知ってもらうこと。こうした本写真集の目的は、乳ガン早期発見の重要性を知らしめるという副次的効果にもつながっていくはずです。

 
 3.医療機関への寄贈を通じて、
   必要とする人たちの許へ
   的確に情報を届けます

本企画では、写真集の書店販売のみにとどまらず、乳ガン患者さんとの接触の多い医療機関や健診施設などにも広く本書を寄贈することを大きな目的としています。

これにより、医師や看護士など現場の医療関係者への情報提供を行うと同時に、こうした人々を通じて、患者さんたちにも、必要な情報を的確に届けていきます。